トピックス

+10(プラステン)運動

 昨日は暖かかったですね。休診日でしたので、ゆっくりジョギングを楽しんできました。少しずつ木々の芽も膨らんできて、春本番です。
 さあ、もう「寒いから」という口実は使えませんよ。春の雰囲気を楽しみつつ、ぜひ散歩に出かけましょう。え?今度は花粉症ですか?いやはや、言い訳は次から次へと出てくるものですね。

 今回は必要な運動量は意外にすくないことを知って頂きたく、エッセイを書きました。



  厚生労働省が毎年発表している「国民健康・栄養調査結果の概要」の平成28年度版によると、日本国民の一日平均歩数は男性が6984歩、女性は6029歩だ。平成15年には、それぞれ7503歩、6762歩だったので、500~700歩程減少している計算になる。その背景には交通網の更なる発達、ネットショッピング等自宅に居ながらにして家電から生活雑貨、更には食料品までが簡単に入手できるようになり、もはや日々の買い物にすら出かけなくなった現代の日本人像が見える。便利になったことを言祝ぐのはやや早計で、運動不足が現代日本人に与える影響は深刻だ。心臓病、糖尿病を始めとして骨粗鬆症、筋肉量の減少による転倒骨折、更には癌までが増えることが判っている。これを受けて厚生労働省は国民向けのガイドラインとして「+10(プラステン)」を示している。これは今の生活の中で10分だけで良いので運動量を増やしてくださいとするメッセージだ。糖尿病に代表される生活習慣病を予防するために推奨される運動量は一日8000歩の歩数に相当し、これを平成28年度の平均歩数と比べるとおおよそ1000歩不足している。平均的な成人が歩くスピードはだいたい10分で1000歩。つまり普通の生活を送る人が、あと10分だけ余計に歩けば、目標の8000歩を達成できる可能性が高いという訳だ。
 たかが10分、されどその10分がなかなか難しいと言う方々にお勧めしたいのが、名付けて「自宅でウォーク」だ。用意するものはお気に入りの音楽だけ。できればゆっくりペースと早めペースの2曲を選んでおきたい。目安として前者は120bpm(1分間に120拍)、後者は150bpm位のテンポだ。この音楽に合わせて両腕を大きく振り、両脚もしっかりと上げて部屋の中を歩き回るだけでよい。大体の曲が4~5分だから、ゆっくりテンポの曲で歩き始め、その後速い曲に移れば難なく10分程度の歩数はクリア出来てしまう。因みにぼくは織田哲郎の「いつまでも変わらぬ愛を」と佐野元春の「アンジェリーナ」を選んで、夕食後に不足分の1000歩を補っている。演歌はまだ試していないが、氷川きよし辺りは良いかもしれない。